栽培管理者インタビュー

栽培管理をする上で大事にしていること、自分のルールについてお聞かせください。

苗をよく見る事は一番大切にしています。
気温の変化や培地の水分量によって苗が色々な動きをするので日々苗を観察しながら 業務を行うようにしています。
人間がしんどいような環境でも苗に合わせた環境を作れるように努力しています。

栽培管理をする上で面白いと思う瞬間はどんな瞬間ですか。

天気にも左右されてしまいますが、水かけやハウス内の環境制御を行い苗の成長をコントロールしていくので、苗が思ったように成長してくれるのを見ていると面白いです。
また、同じ品目でも品種によって葉や生育など特徴があり、育苗をしていて面白い所の一つです。

あなたが感じる栽培管理における難しさはどこですか。または、苦労エピソードがあれば教えてください。

同じ季節であっても天気の違いで毎年同じ苗姿に仕上がらない所が難しいです。
昨年の記録を基に育苗日数を決めていますが、苗の生産が始まり一か月間悪天候が続き、思うような苗姿に仕上がらず、注文いただいている生産者の方にご迷惑をおかけしたことがあります。

あなたにとって「育苗」「栽培管理」とは何でしょうか。

「苗半作」だと思います。
育苗の段階で実がどの程度収穫できるかの半分が決まるという意味です。
栽培管理では、単に水を与えるのではなく、天候に応じて環境制御や水かけの量の調節を行います。
そういった管理の下で仕上がった苗の出来が、お届けされた後の青果物の収量に直結するため、責任感はありますが、非常にやりがいのある仕事だと思っています。

  • 01-苗づくりは“作品づくり”-

    苗づくりも作る人の気持ちが反映されやすいと私は考えています。

  • 02-誇りが持てる仕事でもあり、趣味でもあります-

    お客様に苗が届き、納得された時がうれしい瞬間です。

  • 03-「食と暮らしを支える大事な仕事」です-

    野菜苗の育苗を通して皆さんの「食と暮らし」に関われるやりがいのある仕事だと思います。