2020.10.30 茨城農場 Mさん
苗をよく見る事は一番大切にしています。
気温の変化や培地の水分量によって苗が色々な動きをするので日々苗を観察しながら
業務を行うようにしています。
人間がしんどいような環境でも苗に合わせた環境を作れるように努力しています。
天気にも左右されてしまいますが、水かけやハウス内の環境制御を行い苗の成長をコントロールしていくので、苗が思ったように成長してくれるのを見ていると面白いです。
また、同じ品目でも品種によって葉や生育など特徴があり、育苗をしていて面白い所の一つです。
同じ季節であっても天気の違いで毎年同じ苗姿に仕上がらない所が難しいです。
昨年の記録を基に育苗日数を決めていますが、苗の生産が始まり一か月間悪天候が続き、思うような苗姿に仕上がらず、注文いただいている生産者の方にご迷惑をおかけしたことがあります。
「苗半作」だと思います。
育苗の段階で実がどの程度収穫できるかの半分が決まるという意味です。
栽培管理では、単に水を与えるのではなく、天候に応じて環境制御や水かけの量の調節を行います。
そういった管理の下で仕上がった苗の出来が、お届けされた後の青果物の収量に直結するため、責任感はありますが、非常にやりがいのある仕事だと思っています。