出身校: | 福岡教育大学 |
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出身学部学科: | 国際社会専攻 |
入社年: | 2018年 |
出身地: | 愛媛県宇和島市 |
新卒か中途か: | 中途 |
私は、親が高齢になったこともあって、大学生の頃から長く過ごした福岡を離れ、地元である宇和島へ戻って新たな勤め先を探していました。そんな時、地元金融機関に勤める友人を通して、ベルグアースが総務部門の人材を募集していることを知りました。高校卒業とともに宇和島を離れた私は、ベルグアースという会社のことを全く知りませんでした。しかし、調べていくうちに、あえて衰退する南予地方に本社をかまえ、全国展開・株式上場もして、地域に雇用を生み出す稀有な企業だと判ってきました。それで、採用されるかどうかは別にしても、どんな企業なのか見てみたいと思い応募しました。結果、運よく前職での経験が、求める人材に合致していると評価してもらえ、縁あってお世話になることになりました。
2018年11月に中途採用で入社してから、総務部総務課に配属され、2020年1月まで総務業務全般に携わりました。2020年2月からは、同人事厚生課へ転属になり、主に、新卒・中途・期間雇用などの採用活動や研修の業務に当たっています。とはいうものの、総務部門に関する業務の中でも、採用や研修、また人事については、あまり経験を積んでこなかった分野であるため、各関係部署や担当者に教えを請いながら、冷や汗をかきつつ日々の業務にいそしんでいます。
前職は、プレハブ戸建て住宅の販売および施工を行う会社に勤めていました。前職とベルグアースのどちらも、衣・食・住といった人の営みの根幹に係わる事業であるという点は、共通していると思います。違う点と言えば、一方は数千万円の一生に一度の買い物で、一方は数十・数百円の毎食ごとの買い物ということでしょうか。いずれも尊いですが、食はより「いのち」に近い仕事だと感じています。
また、前職は大手上場企業の100%子会社だったため、ベルグアースの方が自分の働きや頑張りがダイレクトに会社の成長や発展へ反映されていると実感できると思います。
ベルグアースのお客様は、プロの農家さん・種苗店・JA・ホームセンターなどで、これは色々な部門で働く社員にとっても当然イコールです。ですが、総務を担当する者にとって、一番のお客様は「社員」です。総務の仕事は、社員に快適に働いてもらうことだと言えます。家庭にたとえるなら、家事全般を担う者です。とても内向きな仕事で、時に何に悦びを見い出せばよいか見失うこともあります。しかし、一番身近な存在である「家族(社員)」に幸せになってもらう。そんな仕事は、何ものにもかえがたいと思います。
宇和島に戻ってくる前は、故郷を離れ、家族と離れて暮らしていることを、とても自由で、とても気楽に感じていました。その一方で、何だか張り合いがないな、何のために働いているのか分からないなと考えることが増えていました。地元へUターンしてきて、家族のそばにいられる安心感や、ベルクアースで働いて地域へ何かしら貢献しているという充実感を得ることができて、とてもうれしく思っています。
休日に天気が良いと、年老いて親がやりたがらなくなった庭の手入れや洗車などをやっています。
近ごろはテレビを視る人が少なくなったなどとよく聞きますが、がっつりテレビっ子世代なので、録りためたバラエティーやドキュメンタリーやドラマやらを、余暇にまとめて視ていることも多いです。
あと、走ることはとても苦手ですが、歩くことは長時間でも長距離でも苦にならないので、涼しい早朝の散歩が好きです。
就職という難敵を前にして、「自分はどんな仕事に就くべきか?」と悩んだ時、多くの人が今まで経験(学んだ)したことを活かして決めようとすると思います。もちろん正解です。間違っていません。
でも、一つ考えてみてほしい事があります。就職を機にインプットは終わり、後はアウトプットだけになるわけではありません。社会へ出た後も、ずっとインプットは続きます。つまり、あなたはどんどん変化してゆきます。そして、大半の人にとって社会へ出てからの方が、人生ははるかに長いです。
いま手の中にあるモノ(経験やスキル等)を頼りたくなるのは当たり前のことです。それを安易だとは言えません。それでも、一度ゼロにするくらいのつもりで、真剣に就職と向き合って「自分は何をして生きていきたいのか」を悩み尽くしてもらいたいです。きつくて、遠回りに感じるでしょうが、きっとこれからの糧になると思います。